鈴鹿8耐2019 参戦記

FIM |EWC世界耐久選手権最終戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会

〔TEAM〕 Trans Map Racing with ACE CAFE
〔No〕27
〔RIDER〕大石 正彦 / 平野 ルナ / 木佐森 大介
〔車両〕SUZUKI GSX-R1000(2015)EWC仕様
〔開催日程〕7月26日(金)~28日(日)

第42回大会となる、”真夏の祭典” 鈴鹿8耐へ今年も参戦する事が出来ました。
SNSなどでも配信を行っていましたが、ここで総まとめ。

レースウィークから決勝までの参戦レポートをお届けします。
なにぶん6日間分の内容をまとめてますのでちょっと長いですが・・・
お付合いいただけると嬉しいです。

7月23日|レースウィーク突入!

機材/車両/工具などをピット内へ搬入。
整備/計測/タイヤ管理/給油/ブリーフィングなどのスペース分けを行い、機材の設置、マシンの準備などを行い、翌日の公式テストに備えます。

大会終了までは、ほとんどの時間をここで過ごす事になります。
なるべく快適に過ごせて、基地としての機能も損なわないように仕上げて行きます。

プライべ―ターチームなので、基本的にはライダーやチームスタッフで、出来る事はみんなでやって節約しないといけません。
カウルのラッピングやスポンサーロゴの貼り付けもそうです。
スペア―やTカー分など含め、3機分を準備して。
気付けば日をまたいでいました・・・

7月24日-25日|公式テスト走行開始

チームスタッフもライダーも、普段はそれぞれ本業があり、その合間を削って走行練習やマシンセッティングなどを行い、鈴鹿8耐へ向けて調整を行うので、全員がそろって同じ時間を共有しながら走行が出来るこの2日間はとても貴重な時間です。

今年は、大石、木佐森 選手に加え、全日本ロードレースST600クラスに参戦中の、平野ルナ選手(19歳)を招集し大会に挑みます。

体力面で勝る男性ライダーですら悲鳴を上げる鈴鹿8耐に、女性ライダーが参戦する事は、大会史上でめずらしいうえに、全日本ロードレースで乗っている600ccよりもハイパワーで、乗り方も大きく異なる1000ccでレースを行うのは今回が初めて。

彼女自身、レースを始めた時からの夢でもある「鈴鹿8耐への参戦」を挑戦で終わらせない為に、チームスタッフも一丸となって、まづは予選通過の為にセッティング作業が続きます。

テスト走行中の余談ですが・・・
ルナ選手だけ!
走行から戻って来る度にハンドル位置が少し動いてしまうという事態が発生。
本人は断固否定してましたが 、「ルナ選手怪力説」がチーム内で浮上!!(笑)

7月26日|公式予選

鈴鹿8耐の予選は、各ライダー、RED、YELLOW、BLUEとグループ分けが行われ、各グループのトップタイプの109%が予選通過の基準タイムとなります。
基準タイムを通過しなければ決勝に進むことが出来ません。
さらに最低2名が予選を通過しなければ、チームとして決勝に進むことすら叶いません。

自己ベストを更新できそうなエースライダー大石選手と対称的に、前日までの公式テストで思う様にタイムが出せない、木佐森選手、ルナ選手の両名に極度のプレッシャーがのしかかっているのが手に取るように分かりました。
チームスタッフがどんなに和ませようとしても、当人たちの心中は計り知れない思いがあったと思います。

結果、予選を通過しチームとして決勝へ進むことが出来ました。

決勝は47位からスタートとなります!

ちょっとオフショットも。
予選の緊張から解放された様で・・・
ピットウォークでは、SUZUKIの「S」を練習してお披露目してました(笑)
男所帯だとこういう事を思いつきもしませんからね。
良い感じで力が抜けて、ほんと助かります。

7月27日|鈴鹿8耐 前夜祭

毎年、8耐の決勝前日に行われる「鈴鹿4時間耐久ロードレース」と一緒に、前夜祭が開催されます。
前夜祭プログラムの1つである「ナイトピットウォーク」はピット入場用チケットが無くてもピットへ入場ができることもあり、沢山の来場者が来られるイベントです。

当日は早朝から台風が鈴鹿サーキットに上陸。
TOP10トライアルをはじめとする、様々なイベントが中止になる中、日没から徐々に雨足が弱まり、20時から始まったナイトピットウォークの時間だけ奇跡的に雨があがりました。

そして入場開始!
来場者の皆さんがピット内へ!

じわぁ~と人の波が来たかと思うと
一気に人!人!人!人ぉぉぉぉ!
撮影やライダーのサインなど、人員整理するのが正直きつかったです・・・

今回は、ACE CAFE JAPANのカタログなどでモデルをつとめてもらった、砂月馨(Kei)さんと、深見洋子(Yoko)さんをACE GIRLとして起用、場の盛上げとしてDJブースも設置。

〔twitter〕
砂月馨(Kei) https://twitter.com/0316kei
深見洋子(Yoko) https://twitter.com/Yokofeighter

そして、DJをつとめてもらったのは、2017年の8耐では、バニースタイルでACE GIRLをつとめていただき、7月に行われたBeauty Japanで見事にグランプリを獲得された、雅南ユイさん。
DJ YUIとして登場し、場を盛り上げてもらいました。
写真を撮りながら、ビートにあわせてリズムを取ってる方もけっこういましたので、手振れがおきていないか?ちょっと心配してしまいました(笑)

〔twitter〕
雅南ユイ https://twitter.com/YUIKANAN0203
Beauty Japan official site

各チームが趣向を凝らす中、一番の盛り上がりを見せていたと思います。
終了間際には雨がぱらぱら・・・

7月28日|運命の決勝!

前日の台風/雨から一転して快晴!
気温30℃オーバー、路面温度45℃オーバーとなる、「真夏の祭典」と呼ぶにふさわしい天候となりました。

スターティンググリッドでの紹介などが進み
そして・・・

11:30

伝統のル・マン式スタートで一斉にライダーがマシンへ向けてスタート!
手を伸ばせば簡単に届く程の団子状態で、1コーナーへ向けて全車全速発進!
このド迫力のスタートはル・マン式ならではですね!

とスタートの興奮が冷め止まないうちに早々にペナルティーストップ。

なんてこともありましたが!

その後は順調に周回を重ね、スタートからの密集状態が解けた頃には、大石選手が順位を上げ、ルナ選手が順位をキープするというレース展開に。

レース半分を経過した15:00頃には35位付近でライダーが安定したラップを刻んでいましたが、ピット内は騒然としていました。

気温が高すぎるのか?
マシンに問題があるのか?
何が原因かつかめない苛立ちの中、練習やテストでは安定していた燃費が想定以上に悪い。

更にフロントタイヤの消耗が早く、ペースを落としつつ、順位をキープさせなければいけないうえに、ライダー交代のタイミングも早めなければならない。

「想定外」が次々とチームスタッフに襲いかかってくるなか、体力面や集中力が心配だったルナ選手が想定外の走りを見せる。
何とここにきて、タイムを上げて周回をこなしている!

初の8時間耐久!初の排気量!初の世界戦!と、「初」のオンパレードの中、19歳の女子が献身的に、痛くなるほど歯を食いしばって走る姿は、尊敬にあたいする走りでした。

凄い!と思う反面、「おいおい・・・転ぶなよっ!」と冷や汗もの。

そんなルナ選手への負担を少しでも軽減する為に、自分の周回数を増やしながらも、順位を少しでも上げてルナ選手につなげる大石選手。
チーム完走の為に、自分に出来る100%を超える激走をみせてくれました。

日も暮れはじめ、夜間走行へ突入。
レギュレーション変更によりライトの常時点灯が義務付けとなりましたが、鈴鹿8耐伝統の「ライトオンサイン」は灯されていました。
純粋な8耐ファンとしての思いになりますが、今後もこのサインは絶やさず点灯していただきたいですね!点灯されるとテンション上がりますもんね!

とか言いながら写真撮り忘れました・・・

刻々と時間は過ぎ、残り8分。

上位グループにまさかの多重アクシデントが発生。
更に、この時間まで降らなかったのが珍しいぐらいの鈴鹿名物「局地的雨」が突然降り始めてきました。

レインタイヤへ交換するか?

スリックタイヤのまま行くか?

燃料は?

入れるなら何リッター必要だ?

「少しでもピットストップの時間を少なくしてコースへ戻す」

順位を落とさずに完走させる為の算段が、計測班と監督により行われ、給油班とタイヤ班が準備を開始。
ライダーへピットインの指示が出されました。

そして
最後のピットイン!

約4秒で最後のコースイン!


19:30

タイムアップ
長かった灼熱の8時間に幕が降ろされました!

当日の暫定結果で27位完走。
翌日、車検やアクシデントによる協議などが大会側で行われ、後日発表となった最終結果は

総合29位/EWCクラス25位で完走!

〔あとがき〕

チーム発足から数えると5年 、ACE CAFE JAPANがサポートとしてチームに合流しては3年目の鈴鹿8耐への挑戦となりました。
ここ数年トラブルが続き、完走こそしても順位に結びつけることが出来ずにいましたが、 念願のチーム最高位での完走!
しかも20位代で完走することが出来ました。

ひとえにスポンサー様や、クラウドファンディングでご支援いただいた方々をはじめ、 鈴鹿サーキットで直接応援していただいた皆様。
SNSやTVなどで応援していただいた皆様のおかげと思っております。

そして、毎年ボランティアで集まり、共に戦い抜いてくれたチームスタッフ。
みんなの思いを背負って走り切ってくれたライダー。
旧型ながら致命的なトラブルもなく、最後までライダーを運んでくれたGSX-R1000。

全ての力が集まってなしえた、結果だと思います。

TransMapRacing with ACE CAFEに関わっていただいた皆様へ
心よりお礼もうしあげます。

ありがとうございました!

Next Ride | 8月31日-9月1日
2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 岡山国際
ST600クラス #44  YZF-R6 / 平野ルナ

▶TransMapRacing with ACE CAFE Official Site

YouTubeでも今年度のPVを配信中。
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