キングス・ロード 伝説のブティック

kings road chelsea

エースカフェがロッカーズの誕生の地であったように、

1つのサブカルチャーが生まれる背景には、必ず同じ属性の若者が集まれる場所の存在がキーとなります。

ロンドンのキングスロードと言えば・・・・。

そうです、ロンドン南西部チェルシー地区を貫く、最もオシャレでセレブなショッピング・ストリートの一つとして有名な通りです。

今では高級なイメージのあるこのキングス・ロードは、60年代からロンドンパンクスのたまり場的存在でした。

ロッカーズのたまり場はエースカフェ、モッズはカーナビ―ストリート、パンクスはキングス・ロードのように属する場所があったのです。

高級ブランドとして日本でも人気が高い「ヴィヴィアン・ウェストウッド」は、実はパンクファッションの担い手だったという事を知る人は今では数少ないと思います。

70年代からキングスロードに、パンクバンドのカリスマ的バンド「セックスピストルズ」御用達のブティック「SEX」を構え、後に少し場所を変え「ワールズ・エンド」と店名を変え、反時計回りに針が回る大きな時計が目印のブティックとなり、現在も存在しています。

その近くには、80年代に一世を風靡したロッカーズファッションも取り入れたブティック「ジョンソンズ」がありました。ジョンソンズと言えば、レザーブランド「La ROCKA!」のウエアやジャケットがとりわけ高い人気を得ていました。

ロッカーズファッションは80年代に「ジョンソンズ」によって進化し、ジャンルを問わず多くの有名人やアーティスト達にも愛されるカルトブランドにまで成長し定着していきました。

「ジョンソンズ」では、どの商品もファッション性と品質が高く、店構えも素晴らしく、いつ行ってもカッコ良いクールな商品が並んでいましたが、あまりに高価で何も買えなかった思い出がよみがえります。

特に革靴は高値の花でしたが、真っ赤なエナメルの靴をセールで購入した時は、抱いて寝たいほど嬉しかったものです。

かつて「ジョンソンズ」で見たような、かのエルビス・プレスリーが履いていたようなクールなデザインのロカビリー風の革靴をエースカフェのロゴ入りで履いてみたいものです。

ちなみに、キングスロードには、モッズファッションのリーダー的存在「マリー・クアント(英語読みでは”メアリー・クアント”)」のお店「Bazaar」もありました。

50~80年代のキングスロードは、若くて斬新なデザイナーのブティックが集まるサブカルチャーの発信地でした。


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